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音楽感想日記
自分が感じたことを素直に書くこと。無知さ加減も
つれづれなる感想記
2005・4・30
     モーツァルト/クラリネット協奏曲イ長調K622
     Cl:エリック・ホープリッチ・フランス・ブリュッヘン/18世紀オーケストラ
     久しぶりの音楽感想日記。久しぶりのモーツアルト・クラリネット協奏曲
     日ごろの喧騒からしばし静寂な世界に。モーツアルト最晩年の曲。
     それだけでも胸が詰まる思いがする。
2004・10
     クイケン指揮
     ラ・プティット・バンド
     クリスティアン・バッハ:オラトリオ「イエスの復活と昇天」
     ライプチヒ・バッハ音楽祭の映像、教会での演奏会、バッハの演奏は器楽に限らず
     声楽でもとても難しいのだそうだ 力強い演奏 しかし音色は古楽器によるためか
     とても柔らかで心地よい 教会でのこういう演奏会を一度聴いてみたい。 画面に
     映る 聴いている人たちの聴き終わったあとの 嬉しそうな幸せそうな表情がとてもいい。
2004・9
     五嶋龍
     シベリウスVn.協奏曲
     7歳の時からその才能を発揮してきた五嶋龍君 青年になってきて音楽に深みが増してきた
     アメリカで産まれながらも本人は「僕は日本人だ」と言っている。でも、その才能は世界的だ。
     今回のシベリウスの冒頭のソロの旋律のなんと魅力的なことか 心に滲みる。
2004.5.2
     指揮 スタニスラフ・スクロバチェフスキー N響
     ベートーヴェン交響曲7番
2003・11
    Pf独奏:ピーター・ゼルキン
      ベートーヴェン/ディアベリ変奏曲
      教育テレビでその姿をみながら。 端正な姿で姿勢を崩すこともなく
      淡々とすごい演奏をする人だ!独特の指でビブラートをかけるような弾き方と
      感極まったような震える手を振り上げる様子 見たかったなぁ実演を。聴きたかったなぁ
      演奏会で。いっぺんでファンになってしまった。すごい
2003・11
    Pf独奏:ネルソン・フレイレ 
       シューマン/謝肉祭Op9/蝶々Op2 /子供の情景Op15
       とても 理性の利いた穏やかなでも、勿論テクニックは申し分ない軽やかな
       シューマン。 少し前に聴いたアルゲリッチの子供の情景もよかったけれど
       フレイレの情景はなおやさしくて整理されている。
2003・11
    Pf独奏:アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ
       シューベルト/ピアノ・ソナタ第4番イ短調D537 
       巨匠 音の魔術師 ミケランジェリ今回の演奏はライブ録音でミケランジェリが弾いている
       うちに だんだんと興奮してきてテンションが高くなってくる様子がよくわかる演奏だ。
       演奏会などに行くと プログラムの最初のうちはなんだか弾きにくそうなのが次第に
       波にのってくるのがわかることがよくあるのだが これがまさにそんな感じだ。
       ミケランジェリなどは特に音に神経質な人だから演奏会の最初は気分的にやはり
       とても弾きにくいのかも知れない。
2003・10
    Pf独奏:アルフレート・ブレンデル
       ベートーヴェン/ピアノ・ソナタ第31番変イ長調Op110
       久しぶりのブレンデル。 確かなテクニックとやっぱり音がいい。流れすぎないロマンチシズム。
       テクニックはあるのに冷たくならない。堅実でなのに硬くはない。感性の柔らかさなの
       だろうか? こういうのは人間性と関連があるのだろうか・・。
2003・10
    Pf独奏:ミシェル・ダルベルト
       シューベルト/12のドイツ舞曲D790 
       ピアノ教育界の重鎮 これが面白くない どうしてだろう?と考えた。うまいのだが
       オモシロクナイ・・ということ・・なぜ?思うに硬いのだ 聴いててこちらの心がはずんだり
       すごい!と思ったりしないのである  上手なのに・・・。堅い こんなの久しぶり。
2003・10
   Pf独奏:アンドレイ・ガヴリーロフ
       ショパン/ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調Op35「葬送」
       音が凄い 興奮してきたときの音のすごさ 打鍵の音が大きいというのではない
       野太く、深く 底からグァーと広がる感じ 繊細さも勿論あるが この音の凄さの方が
       印象として色濃く残ってしまう
2003・10
   Pf独奏:ネルソン・フレイレ
       ショパン/ピアノ・ソナタ第3番ロ短調Op58 
       ブラジル出身のフレイレ もうすぐアリゲリッチと二人で故郷の南アメリカの為にチャリティー
       コンサートを日本でひらく。フレイレは感情に流されない抑制の効いた演奏である
       実はこの人のことをつい最近まで知らなかった。日本ではあんまり知られていないのか
       それとも私だけが知らなかったのか 今回聴いて高いテクニックの落ち着いた演奏で
       どうして知らなかったのか不思議に思った
2003・10
   Vn:オーギュスタン・デュメイ/Pf:ミシェル・ベロフ
       ブラームス/バイオリン・ソナタ第1番ト長調Op78「雨の歌」 
       デュメイとベロフ  奇をてらうこともなく特に気負うこともなくそれぞれをちゃんと
       生かした競演。 それぞれの個性がちゃんと表れているが わざとらしいところなどは
       ないのだ。
2003・10
   パノハ弦楽四重奏団
       スメタナ/弦楽四重奏曲第1番ホ短調「わが生涯より」
       チェコのカルテットの代表といってもいいと思う スメタナカルテットの後継者 
       確固たる確実な響きで最初 人の耳をとりこにしてしまう 同じカルテットでもやはり
       アルバンベルクなどとやっぱり違うなあと思ってしまう。チェコの響きとでも言えばいいのか・・
2003・10
   ダニエル・バレンボイム(Pf)/ベルリン・フィル
       モーツァルト/ピアノ協奏曲第20番ニ短調K466
       バレンボイムのモーツアルト 自然な流れと豊かな音量。 指揮もピアノも超一流だ。
       溢れんばかりの才能で若い頃から現在まで途切れることなく活躍をしている
       最近は政治的にも一役を果たしその方でも尊敬の念を受けている。素晴らしい
2003・8・30
       青柳晋
       ベートーヴェン:熱情 ドビュッシー: リスト :東京文化会館小ホール
       最近の日本のNo.3に入るだろう新鋭演奏家。まろやかな音、確実なテクニック。
       この人のHPを見ると その繊細さと確かな暖かい人間性を垣間見ることが出来る。
       こちらがすでに応援バージョンに入っている体制での鑑賞は グールドが
       ”他人の演奏を聴くのはその人の緊張している心まで分かるから嫌いだ”と言っていた
       その気持ちが痛いほど分かる ということになってしまった。プロの演奏家に
       こんな心境になったことはなかったのに 小ホールがあまりにも演奏家と距離が
       近いせいかもしれない。でも、演奏は素晴らしかった。聴きに行って良かった!
2003・7・25
       チョン・ミュンフン:東京フィルハーモニー交響楽団
       ”ぜーんぶベートーヴェン”:東京オペラシティコンサートホール
       これは夏の子供むけの企画演奏会。 ただ、チョン・ミュンフンの音が聴きたかった。
       ホールの音が素晴らしい!こんなホールで一流の演奏が聴ける子供たちは本当に
       幸せだ。チョン・ミュンフンの演奏はやっぱり集中力とエネルギー溢れる演奏。
       しかも今回はミュンフンの頭のてっぺんを見ながらの鑑賞。こんなことってなかなか ない。
2003・4・20
       小澤征爾2003年オペラ・プロジェクト:東京文化会館
       ”スペインの時”:ラヴェル” ジャンニ・スキッキ”:プッチーニ
       2つとも小粋な小曲。オペラは久しぶり、最近のオペラはこんな風になっているのか
       と思ったのは 今回舞台の上に日本語のテロップが流れるようになっていて
       昔のように 始まる前に必死で筋書きを覚えなくてもよかったところ (ただ、とても
       忙しかった・・あちこち見なくてはいけなくて。)で、肝心の演奏は演奏者の質が高いこと
       演出は斬新でおもしろいこと それに増してオーケストラピットから出てくる音楽が
       心地よき響きと共に いかに音楽が舞台の状況を表しているかということがよく分かった
       ところ 小澤さんは勉強家だと評判だが本当にそうなんだと思う。 学生の頃 小澤さんと
       N響とのトラブルが授業中にも係わらず先生も一緒になって話題になった あれから
       小澤さんは踏ん張ったし人間的にもとても魅力的な人になった。 すごいことだ。
       前に小澤さんがロスポロボービッチと日本の田舎をチャリティーで演奏して回るのを
       NHKで放送されたのを観たが 世界でも一流といわれている人たちが 
       地方の素朴な拍手が一番心に沁みると言っていたのに涙が出た。      
2003・9
        グレン・グールド
        27歳の記憶
        BSでグールドの貴重な記録映像が上映される。以前から見たかったので至福のひと時。
        グールドの天才ぶりが遺憾なく発揮されている。バッハのフーガの技法、ウェーベルン、
        シューベルト シンフォニーをピアノでなんなく弾いてしまう。なんという才能だろう!
        素顔のグールド 素敵だ。その純粋性ゆえの孤独。 永久保存版。
2003・9・
       ジャクリーン・デュ・プレ
       ”ほんとうのジャクリーン・デュ・プレ”
        先年 話題になったデュ・プレ のお姉さんが書いた本を基にした映画。
        ここにも芸術家なるが故の独特の精神性 それに伴う孤独が表れている。
        ドキュメンタリーではないので虚飾もあると思うが 特異な感性が哀しい。
        さすがに現在のマエストロ、バレンボイムは当たらず触らずの演出。
        それにしても最後が悲惨だ。でも亡くなったのが42歳だったというのは驚き。もっと
        若くして亡くなったと思っていた。
2003・8
         Vn:オーギュスタン・デュメイ/
         Pf:マリア・ジョアン・ピリス
         フランク/バイオリン・ソナタ イ長調 
         最近 耳にとまるヴァイオリンの演奏がギル・シャハムとこのデュメイ。
         それにピリスの 時に大胆・深い また時に繊細なピアノの音がオヤっと
         耳を澄ませてしまう原因なのである。 デュメイとピリスはお互い深い
         信頼感でそれぞれの個性をちゃんと出しながら見事なアンサンブルだと思う。
2003・8
         スーク・トリオ
         ドヴォルザーク/ピアノ三重奏曲第1番変ロ長調Op21
         懐かしいスークトリオ。 若い頃、スークのスプリングやクロイツェルを聴いて
         過ごした。 実直な演奏。オーバーな表現も思い入れなどのない
         簡潔で清潔。 この実直さがいい。
2003・8
          Pf独奏:マレイ・ペライア
          :ショパン/マズルカ第7番ヘ短調Op7の3 
          まろやかな音 自然にあふれる情感 情熱 この人も今ブレイクしている一人。
          ミッシェル・ベロフもこの人も一時再起を危ぶまれるほどの病気をしている
          なのに そんなことを微塵も感じさせない むしろ弾けることを心から楽しんでいる
          活躍であり 意欲である。ただただ感服。
2003・8
   Pf独奏:マルタ・アルゲリッチ
          :1.シューマン/子供の領分Op15 
          アルゲリッチの「子供の情景」アルゲリッチは大曲をバリバリ弾くだけではなく
          こういう小曲の集まりだって素敵だ。アバドとともに2人だけが唯一グルダの
          ピアノの生徒だったという こんな華のあるそして実力も備えたピアニストは
          ほかにいない。 今、大分でアルゲリッチ音楽祭が出来ているが彼女の
          人間性の大きさの賜物だと思う。 スゴイ!!
2003・7
   Vn:ギル・シャハム
   クラウディオ・アバド/ベルリン・フィル
          :ブラームス/バイオリン協奏曲ニ長調Op77
          最近 オヤッといつも耳を傾かせるヴァイオリンの演奏者がこのギル・シャハム
          ヴァイオリンの音の深さをとても感じさせてくれる 今 世界中のヴァイオリン演奏家の
          中でも最も注目されている演奏家。 先日NHKで彼のヴァイオリンのことを語っていた
          が 「ストラディヴァリ」ではなくて「アマ-ティ」(?)というちょっとやさしい音の
          ヴァイオリンを使っている・ その音色が自分にはぴったりなんだ・ と言っていた。
          とても素直で実直そうな人柄だと思った。 演奏も深さと涼やかさとやさしさといったものが
          聴いていて耳を傾かせるものになるのだと思う。
2003・7
   Pf独奏:アリシア・デ・ラローチャ
           :モーツァルト/ピアノ・ソナタ第14番ハ短調K457
           この人は昔 演奏会を聞きに行ったことがある。その時のアンコールで弾いたファリャは
           タッチ、ダイナミック、表情、リズム今でも覚えている。ところが 以前にも
           マイケル コリンとの モーツアルトP-Conを聴いたのだがいまいち感動しない。
           とても正統派のモーツァルトということはわかるし 勿論悪いなどということは全くない・・
           のだがあまりに正統派に抑えすぎているような気がする。
           音もきれいだし素敵なんだけれど・・。この間聴いた時は
           歳の違いかな?・・と思ったのだが・・。でもまた日を改めて聴いたらまた違う感じが
           伝わるかも知れない。
2003・7
   カルミナ弦楽四重奏団
           :.シューベルト/弦楽四重奏曲第14番ニ短調D810「死と乙女」
           同/同第13番イ短調D804「ロザムンデ」
           いつもはハーゲンカルテットでよく聴いているこの2曲だが今日のカルミナカルテットの
           演奏はテンポも速いし曲想もずいぶん違う。ハーゲンは自然な流れに身をゆだねる
           感じなのに対して これは起伏の激しい演奏。若々しいメリハリがあるというのだろうか
           ちょっといつもと違うのに驚いたが。色んな解釈の仕方があるのだ。
2003・7
   グァルネリ弦楽四重奏団
            :.ベートーヴェン/弦楽四重奏曲第15番イ短調Op132
            ベートーヴェン最後の重要な弦楽四重奏曲の1つ。特に第3楽章が
            有名なリディア旋法による”病癒えたものの神に対する聖なる感謝の歌”
            心に沁みます。いつもはアルバンベルクカルテットで聴いている。アルバンのほうが
            低音を響かせる演奏のようだと思った。
2003・7
   Pf独奏:グレン・グールド
            :バッハ/ゴールドベルク変奏曲BWV988
            衝撃の1955年録音版。音楽の演奏家というものは結構従順なところがあり
            先生の仰ることは素直に聞き入れながら練習を日々怠らないという性格の持ち主が
            多いように思う。その中でグールドという人はまさに強烈な自分の考え、感性、行動力
            をもって 活動をしてきた人という気がする。彼の評価が2分するのは
            それ故だと思う。強烈な 個性、テクニック、ロマン的な流れを嫌い
            ポリフォニーの流れを好む独特の感性。  
            それに魅了される人は少なくない。彼のバッハは一見(聴)の価値がある。
2003・7
   Pf:リーリャ・ジルベルシュタイン クラウディオ・アバド/ベルリン・フィル
            :ラフマニノフ/ピアノ協奏曲第2番ハ短調Op18(91、93年録音)
            この人の名前も初めて。1966年生まれでモスクワ出身で女性演奏家。
            日本にも来たことがあるらしい 柔らかなタッチの細やかな演奏 流麗。
            優雅な感じで曲の性質も相まって耳に心地よい。
2003・7
  Vc:ヨーヨー・マPf:エマヌエル・アックス
            :ブラームス/チェロ・ソナタ第2番ヘ長調Op99
            最近はチェロといえばヨーヨー・マの感もある第一人者。
            その流麗な音楽は有名。チェロに関してもあまり詳しくないのだが 音楽のつくりや
            多分この人が持っているおおらかな人間性のようなものが音楽にも表れるのだと
            思う  その点マイスキーなどとは違うのではないだろうか。
2003・7・2
  Pf独奏:クラウディオ・アラウ(89年録音)
            :ベートーヴェン/ピアノ・ソナタ第15番ニ長調Op28「田園」
                               第19番ト短調Op49の1
            何だかアラウの演奏とは思えなかったくらい穏やか。先入観を持ちすぎなのか
            数年前にFMで流れていたアラウのChopin前奏曲は荒れていて なのにその時の
            解説者がベタ褒めしていたのを聴いて この人は信用しないぞ と思ったことが
            あった。それが誰だったか覚えてないのが残念だが かなり有名な音楽評論家
            だった。
2003・6・29
  Pf:フリードリッヒ・グルダ(記録にのこる名演奏から)
             :怪演グルダ 巨匠グルダ 他に類をみないピアニスト。1993年の録音だから
             今から10年前 うわさで聞いていたこの映像を見られるとは思わなかった
             ラッキー!
             学生の頃にその頃話題のグルダのベートーヴェンピアノソナタ全集LPを買って
             大切に聴いてきた 
2003・6
  Pf独奏:スヴャトスラフ・リヒテル(63年録音)
              :.ベートーヴェン/ピアノ・ソナタ第20番ト長調Op49の2
              聞こえてきたその音は聴いてすぐにはリヒテルとは思えなかった位正統派の抑制
              の効いた穏やかな音だった。いつも強打音を発しているかと思ったら大間違い
              そこに巨匠たるゆえんがある バッハ平均率集のLPをまだ持っているがいろんな
              音色をきかせてくれる
2003・6
  Vn:アルテュール・グリュミオー
              :.モーツァルト/バイオリン・ソナタ第25番ト長調K301Pf:クララ・ハスキル
              この人も懐かしい。クララ・ハスキルとの共演 実際の音は聴いたことがない人だ
              がその名演奏は有名。久しぶりにクララ・ハスキルの演奏を聴いたがいい音だし
              女性とかそういうことを考えさせない演奏というのが彼女にはある
2003.6
  イーヴォ・ポゴレリッチ
              :1.モーツァルト第11番イ長調K331「トルコ行進曲付」
              エッシェンバッハに似たタッチの音だと思ったがまだ若い(30台?)テクニック
              完璧ピアニストでした。でもモーツァルトなどの曲ではそのテクニックを前面にだす
              ような演奏ではなくとてもきれいな音で冷たくもなく理性的な音楽を作っていると
              思った
2003・6
  シフ          :ブラームスP−Con
               シューベルトではなくブラームス
               演奏は少し若い頃のもの。気迫のこもったブラームスP−Conの重みを
               しっかり感じさせる。最近はシューベルト弾きのようになっているシフだが
               やはりその根底にある確かな思考性をかんじさせる。それにしても昔、我々の
               間でちょっとしたブームだった塩川悠子さんがシフの奥さんだとは知らなかった。
               ここしばらく出てこないと思っていたのだが。
2003・6
  アシュケナージ
               :シューマンPーCon(マリナー指シュトゥットガルト)
               叙情豊かな表現力。まろやかな音変わっていない。
               昔音大生で、その華麗なるテクニックに演奏会を聴きにあちこちに行った日を
               思い出す。サインもどこかに貰ったっけ。その後随分して
               CDでベートーヴェンを 聴いて彼独自の解釈の演奏に驚いた。
2003・6
  ブレンデル
               :ベートーヴェン:ピアノソナタ
               やはりすぐれた完成度。音の調整・理性ある表現力・総合性・完璧度。
               破綻のないテクニック。昔は結構アグレッシヴだったりテクニックが前面に
               出るような感じのときもあったけれど・・。大家街道をまっしぐら。
               これからどこに向かうのか?
           
2003・5
  エレーヌ グリモー
               :ベートーヴェン・ブラームス
               名前も知らなかった。インタヴューを交えた映像で初めて知る。
               若さが溢れる力強さと熱情と信念が感じられる演奏。
               爽やかで新鮮な息吹。
2003.3.19
  スターン
               演奏スタイルに2分はあるけれど音楽の大きさ垣間見える人間性の
               大きさに圧倒される。ヴァイオリンのことについてはあまり詳しくはないが
               その姿勢に素直に感動する。
2003.3.18
  リヒテル
               ふと、聞こえてきたその硬質な音、音楽、スタイル。昔の父性を感じて
               その真似できない男らしさ・強さに圧倒される。
               昔聴いたあの強靭な音はいつまでたっても忘れられない。